代表の宮﨑が教員として在籍したアジア工科大学院(タイ王国; Asian Institute of Technology)にて実施された研究成果が論文として発表されました。
【SARベースのアプローチによる洪水の農業および人的影響の迅速な評価】
「主な成果」
・Sentinel-1 SARデータを用いて、タイ北東部6県における2019年の洪水の分布図を作成した。
・作物の被害に焦点を当て、農業への洪水の影響を迅速に評価した。
・作物の種類を分類するための新しい「デュアル極化SAR植生指数(DpSVI)」を開発した。
・浸水した農地を826.07 km²と定量化し、ヤソートン県が19.63%で最も深刻な被害を受けた。
・Google Earth Engineを活用し、拡張性のある雲被覆の影響が無い分析を実現し、モニタリングシステムを提案した。
本研究では、衛星レーダー(SAR)データとGoogle Earth Engineを活用し、洪水による農業被害を迅速かつ高精度に評価する手法を構築しました。これにより、従来手法と比較して、広範囲の被害状況を短時間で把握することが可能となり、災害発生時の迅速な意思決定や復旧支援への活用が期待されます。
本成果は、今後の防災・減災分野や農業分野における実用的な技術としての展開が見込まれます。
掲載論文は以下の通りです。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S259006172600044X